今から約650年前に始まり、地の利を生かした交易などで豊かに栄えたかつての王朝アユタヤ。
1767年 ビルマ軍の侵攻に多くの寺院、仏像が破壊されてしまい、その退廃的な姿が人気の観光スポットだったりもするのですが…なんと今回ご紹介する「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」は、その戦火を免れた珍しい寺院。
…というワケで、そんな「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」について詳しくご紹介します。
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「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」とは?
「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」(別名チャオプラヤー・タイ寺院)は、初代国王ラマティボディー(ウートン王)が1357年に建てた寺院。
セイロン(現スリランカ)へ留学し、帰国した修行僧達の瞑想場として建築されました。
ワット・ローカヤースッターよりも小さいですが、涅槃仏もあります。
戦火を免れる
冒頭にも書きましたが、「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」は、中心街からやや東にあるため、ビルマ軍の攻撃を免れました。
そのためでしょうか。本堂や仏像(他の寺院ではそのほとんどが首を落とされた状態)がワリと綺麗に残っています。
市街のランドマーク!美しい仏塔
この遺跡の見どころは、なんといっても、1592年に20代目のナレースエン大王がビルマの侵攻を退け、戦勝記念に建てた仏塔。
この塔は、高さ72メートル セイロン様式の塔です。
そして嬉しいことに、この仏塔、途中まで登れてしまいます!
実際登ってみた!
割と急な階段を上り、塔内部にお邪魔~…
やや登ったところで振り返ってみると↓意外な高さにちょっとドキドキ。
階段の踊り場?のような途中のエリアには、仏像がありました。
他の寺院と同じく、20バーツを支払うと金箔やお花が渡され、お参りすることが出来ます。
さらにその奥には、井戸?のような穴があります。
コインを投げ入れ運試しするのがお決まりの様子。私も他の観光客に倣って落としてみたり。
塔の上から下を見下ろすと、本堂や、仏塔をグルリと囲む坐仏が良く見えます。
なるほど、きれいに残っていますね。
「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」の場所と観光方法
さて、そんな「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」は、バンコクから北80キロほどの場所にあります。
ここは、人気の遺跡群からやや離れた東にあるので、オプショナルツアーによっては行程に組み込まれていないことがあるかもしれません。
どうしても訪れたいという方は、事前に確認を。
またダメ元?で、当日に「ワット・ヤイ・チャイ・モンコンも見たいなぁ」と伝えると、立ち寄ってくれる可能性もあると思いますよ。
そんなワケで、旅慣れない方、女子旅の方は、オプショナルツアーなどを利用するのが吉。
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電車を利用して現地までたどり着ける自信のある方は、トゥクトゥクを利用してグルリと回るのも◎
時間は3~5時間、料金は1000バーツ弱?が目安だと思います。